アコム株式会社の歴史

アコム株式会社は大手消費者金融業者です。かつて(貸金業法改正以前)は、他の消費者金融業者同様、いわゆるグレーゾーン金利で貸し付けを行っていましたので、取引の態様によっては、過払い金が発生していることがあります。

アコムは、昭和11年に創業された会社です。もともとは、「丸糸呉服店」という名前で、いまの神戸市中央区の神戸三宮商店街で営業されていました。

そして、昭和22年ごろ、神戸市灘区に出店し、質屋を営むようになり、昭和26年には、会社の商号を「丸糸呉服店」から「株式会社丸糸商店」に変更しました。

そして昭和35年、神戸市中央区元町で、いわゆるサラ金を開始しました。同時期に、武富士も団地金融という、「無担保・無保証」「即日決済」というようなチラシを団地の住民に配り、融資希望者をつのるという方法で、顧客を増やしていっていましたから、全国的に、この時期に消費者金融業が発達していったのでしょう。このころの商号「株式会社丸糸商店」は、その後、何度か変更され、昭和47年に「マルイト株式会社」となり、昭和53年には、現在の商号である「アコム株式会社」となりました。平成20年、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社となりました。また、平成21年5月1日に、株式会社DCキャッシュワンを吸収合併しています。

アコムの沿革・会社情報

アコムに対して過払い請求をするときの注意点

過払い請求には、何かデメリットはあるのでしょうか。現在はほとんどデメリットはないのですが、以前は、信用情報への登録というデメリットがありました。

信用情報への登録というのは、よく「ブラックリスト登録」などと言われます。ブラックになってしまうと、カードが更新できなかったり、ローンの審査に通らなくなります。

以前は、JICCという信用情報機関で、過払い請求を行った場合に、「登録見直し」という登録がされ、これがいわゆるブラックの扱いをされる情報だったのですが、この取り扱いが平成22年に変更され、登録されないこととなったのです。すでに登録されていた「登録見直し」の情報についても、削除されました。

ただ、これらに関係して、アコムに対する過払い請求については、注意しておいた方がよい点があります。

アコムは、上記の会社の沿革にも記載しているように、株式会社DCキャッシュワンを吸収合併しています。アコムに対しては過払いが発生しているとしても、旧キャッシュワンからの借り入れについては債務が残っている場合には、過払い金と借入金を相殺することとなります。その結果、債務が残ったのであれば、これは債務整理となり、信用情報にも登録され、ブラック状態となります。これを避けるためには、アコムだけでなく、旧キャッシュワンに対しても債務がない状態で過払い請求をする必要があります。また、アコムはじぶん銀行や三菱東京UFJ銀行のバンクイックなどの保証をしていることが多いので、これらの会社からアコムが代位弁済を行うことで、いつのまにかアコムに債務があるということもありますから、これらの保証債務についても注意が必要です。

アコムの過払い【最新情報】松谷司法書士事務所

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